そろそろ日差しも厳しくなり、本格的な夏が到来!
赤ちゃんのいるママやパパが、気温が高くなってくると抱える悩み…。それは、「抱っこ紐の中が蒸れて暑すぎる!」ということ。

抱っこ紐は赤ちゃんとのお出かけに欠かせないアイテムですが、ただでさえ大人よりも体温が高く、たくさんの汗をかく赤ちゃん。
抱っこ紐を装着して抱っこをすることで、体が密着して熱がこもり、大人も子どもも感じる暑さは倍増します。

今年の夏も酷暑が予想される中、熱中症の危険性があるだけでなく、汗によるかぶれなどの心配も出てきます。

そこで必要なのが、夏にぴったりの抱っこ紐選び
暑い季節も赤ちゃんと一緒に快適に過ごしたい! そんなママ&パパに、夏の抱っこ紐選びのポイントをご紹介します。

4人の育児を経験したカヨママが、夏の抱っこライフを快適に過ごすためのポイントを紹介します!

対象月齢別おすすめの抱っこ紐

「そもそも抱っこ紐って、どんな種類があるの?」
抱っこ紐には様々なタイプがあり、子どもの月齢によって適するタイプは変わってきます。
まずは、月齢ごとにおすすめの抱っこ紐のタイプをご紹介します。

1.新生児期【新生児~12ヶ月頃まで】

家で過ごす時間の多い新生児期ですが、例えば上の子がいる場合、新生児期の赤ちゃんを連れて外出したり、公園に行ったりするシーンも出てきます。そんな時、両手が自由に空く抱っこ紐があると便利ですよね。

また、抱っこ紐は家の中でも役立ちます。「赤ちゃんがぐずって寝てくれない時も、抱っこ紐だと不思議とよく寝てくれる」という声も聞きますが、赤ちゃんをあやしたり、寝かしつけたりするとき、抱っこの負担を軽くしてくれるアイテムでもあるのです。

産まれたばかりの赤ちゃんは、まだ首の筋肉が発達していないため頭を支えることができません。新生児期の抱っこ紐は、首のすわっていない赤ちゃんをしっかり包み込んでくれるスリングやラップタイプがオススメ。密着するので赤ちゃんも安心感があります。また、布1枚で軽量なので、持ち歩きにも便利です。

2.首すわり後【4ヶ月頃~36ヶ月頃まで】

首がすわってくると、使用できる抱っこ紐の種類が増えます。お出かけの機会も増えるため、長時間抱っこしていても、身体に負担のかかりにくいタイプを選ぶとよいでしょう。

しっかりとした肩ベルトや、腰ベルトがついているものであれば、赤ちゃんの体重を分散してくれるので、ずいぶんと抱っこが楽になるはずです。前向き抱っこや、おんぶなど、使用できるバリエーションも確認しておきましょう。

3.ひとつ持っていると便利な長期間タイプ【新生児~抱っこ紐卒業まで】

抱っこ紐は、基本的に肩や腰で赤ちゃんの体重を支えているので、赤ちゃんが成長すればするほど、ママやパパの身体の負担は大きくなります。
1歳で平均10kgほどになる赤ちゃんを毎日抱っこしていれば、肩こりや腰痛が起こるのも無理はありません。

イスのような台座が赤ちゃんの体重を支えてくれるヒップシートキャリアなら、肩や腰の負担が軽減されます。また、赤ちゃんとのお出かけはどうしても荷物が多くなるもの。軽量でコンパクトに収納できる腰ベルトタイプもオススメです。

では、暑い時期はどのような抱っこ紐を選べばよいのでしょうか。
最近は、機能性に優れた抱っこ紐がたくさん登場しています。既に使っている抱っこ紐が暑いと感じている方は、夏用の抱っこ紐の購入を検討してみるのもいいかもしれません。ここからは、夏にオススメの抱っこ紐のタイプをご紹介します。

1.新生児期【新生児~12ヶ月頃まで】の抱っこ紐選び

抱っこ紐選びのポイント

スリングやラップタイプなどは、ママ&パパと赤ちゃんが密着して抱っこするので、より暑くなりやすいです。熱がこもってしまう抱っこ紐は、汗をかきやすく汗疹などのトラブルも心配です。
そこで大事なのが素材選びです。通気性の高い素材を選べば、快適度もうんとアップします。メッシュ素材は、ベタつきにくく、サラッとしていて清涼感があるのでオススメです。また、コットンなど汗を吸収してくれる素材もよいでしょう。

お出かけ後は、抱っこ紐が汗で湿っていることもあるので、洗濯機で丸洗いできるタイプだと便利です。速乾性のある素材であれば、なおよいですね。

人気の抱っこ紐

ママ&パパも抱っこにまだ慣れていないので、シンプル設計で装着が簡単なものが人気です。赤ちゃんとしっかり密着するラップタイプや、比較的装着が簡単な肩ベルトタイプなどを選ぶ方が多いようです。

夏におすすめの抱っこ紐

選ぶポイント
・サラッと快適なメッシュ素材
・汗を吸収するコットン素材
・洗濯可能

2.首すわり後【4ヶ月~36ヶ月頃まで】の抱っこ紐選び

抱っこ紐選びのポイント

外に出る機会が増える月齢になってくると、さらに汗をかく量が増えます。
首がすわり、姿勢も安定してきているため、赤ちゃんと適度に距離があり、密着しすぎないタイプを選ぶとよいでしょう。
密着するタイプの抱っこ紐に比べて、ママ&パパと赤ちゃんの間に程良い空間が生まれるヒップシートキャリアは、夏用の抱っこ紐に最適です。また、ヒップシート(台座)単体で使用すれば、さらに暑さを軽減できます。

人気の抱っこ紐

身体への負担が少なく、色々な抱っこのバリエーションがあるものが人気です。
コンパクトにしたい方は腰ベルトタイプ、負担軽減を重視する方にはヒップシートキャリアが人気です。

夏におすすめの抱っこ紐

選ぶポイント
・密着しすぎないタイプ
・ヒップシートなら涼しくて快適
・フード付きなら日よけにもなる

3.長期間タイプ【新生児~36ヶ月or48ヶ月頃まで】の抱っこ紐選び

抱っこ紐選びのポイント

子どもが大きくなると、どうしても肩や腰に負担のかかる抱っこ。暑い時期は、さらに疲労を感じやすくなります。少しでも楽に抱っこ紐を利用するために、身体に負担の少ないタイプを選ぶことが重要です。

しかし、身体に負担の少ない多機能の抱っこ紐は装着が難しいモデルも多く、汗をかきながら時間をかけて装着するのは、ママ&パパだけでなく赤ちゃんにとってもストレスになってしまう恐れが…。
できれば購入前に試着をして、自分にとって本当に使いやすいかなどを確認しておくのがよいでしょう。

また、保冷剤を入れられるポケットや収納が付いていると便利ですね。ママとパパが交代で抱っこしやすいように、男性でも使いやすいデザインを意識して選ぶのもいいかもしれません。

人気の抱っこ紐

マルチに使える腰ベルトタイプが人気です。パーツを切り替えてヒップシートキャリアにもできるタイプなら、子どもが大きくなっても身体への負担がなく、快適に使えます。
いつも清潔に保てるように、洗濯機OKや部分的に洗えるなど、お手入れが簡単なものも選ばれています。

夏におすすめの抱っこ紐

選ぶポイント
・身体に負担の少ないタイプ
・男女兼用で使えるデザイン
・パーツが取り外せて部分的に洗えると清潔

まとめ

いかがでしたでしょうか?
夏用の抱っこ紐や、暑さ対策グッズを上手に活用することで、赤ちゃんとの夏のお出かけがより快適で、楽しいものになりますように。
できるだけ気温が高い日や暑くなる時間帯の外出を避けたり、こまめな水分補給を心がけたりなど、熱中症対策に気を付けながら、赤ちゃんとの夏のお出かけを楽しんでくださいね。