ポイントを押さえれば抱っこは簡単!?上手に抱っこするコツと抱っこ紐活用のススメ
ポイントを押さえれば、抱っこは簡単です。上手に抱っこするコツ、注意しなければいけない点など、抱っこの基本をご紹介します。
どういう手順で抱っこするのが正解?
赤ちゃんを抱っこするときは、正しい場所に手を添えるなど、いくつかのコツが必要です。
とくに、首がすわる前の赤ちゃんは自分で頭を支えられないため、首や頭をしっかりサポートしてあげることが大切。ケガをさせたり体に負担をかけたりしないように、丁寧に抱き上げましょう。
縦抱きをする場合は、まず赤ちゃんの足側に回り、正面から向き合うように前傾します。
片手を後頭部の下に差し込んで首と頭を支え、もう片方の手はおしりの下へ。胸元に引き寄せるようにして赤ちゃんを抱き起こしたら、おしりにある手を、脇を締めながら横へスライドさせて、腕でおしりを支えます。
別名「コアラ抱っこ」とも言われる縦抱き。木にしがみつくコアラのように、ママパパの体に抱きつくような格好になるのが正しい形です。
横抱きは、授乳の際など、新生児期から頻繁に使う抱き方です。赤ちゃんの真横から抱っこします。
抱っこする前に、赤ちゃんの手を体の前に寄せ、脚をクロスするようにして準備をしましょう。ママパパの体に引っかかったり、挟まったりして思わぬケガをしないためです。
準備ができたら、赤ちゃんの足側にある手を使って頭を軽く持ち上げ、そこへ逆の手を深く差し込みます。肘の内側で首と後頭部を支えるようにしたら、肘から先は、包み込むように赤ちゃんの上半身に沿わせます。足側の手は頭から離し、今度は膝の裏へ。こちらも肘の内側で膝裏を支え、肘から先は赤ちゃんの体を包むように添えます。
腕で大きな輪っかを作り、赤ちゃんをすっぽり包むようなイメージです。
正しい抱っこのチェックポイントは?
抱っこができたら、赤ちゃんに負担がかからない正しい姿勢になっているかチェックしましょう。
まずは、両手が前にあり、脚がM字になっているか。脚が伸びていると、股関節脱臼になってしまう危険があります。あぐらのようにクロスする形や、足裏がくっつくような形でもOKです。
赤ちゃんの腕は、ママパパの体側が窮屈そうになっていたり、反対側がダラリと下がっていたりするのはよくありません。体の前で、楽に曲げた状態を保ってあげてください。
背中は、緩いCカーブになっているのが正解です。ピンと伸びていたり、反っていたりすると負担が大きく疲れてしまうので、注意が必要です。
また、頭が後傾した状態だと、首を痛める恐れがあるほか、気道が狭くなって呼吸にも影響します。しっかり首と頭を支え、アゴが上がらないようにしましょう。
体がねじれていないか、ママパパと赤ちゃんの体が適度に密着しているかも大事なポイントです。赤ちゃんの頭とおしりの位置が一直線上になく歪んでいたり、左右のねじれがあったりすると、赤ちゃんの体に負担がかかります。
また、ママパパと赤ちゃんの体が離れていると、不安定になるため安全性に欠けるし、重みを感じやすくなってママパパの負担が増えてしまいます。脇を締め、無駄な力を抜いてリラックスした状態で、自分の体に近いところで抱っこしましょう。
抱っこ紐で正しい姿勢が作れる?
重さの負担を軽減したり、両手を空けて家事などをしやすくしたりと便利な抱っこ紐ですが、正しい抱っこ姿勢を作ることにも役立ってくれます。
BABY&Meの抱っこ紐「BELK-S firstセット」は、新生児期から使用可能で、体重20kgになる4歳くらいまで長く使えるのでおすすめです。
BELK-S firstセットは、赤ちゃんの体を包むキャリアパーツ、赤ちゃんのおしりを優しく支える腰ベルトタイプのfirstパーツ、ヒップシートの3点がセットになっています。
キャリアパーツは首回りもしっかり支える「ヘッドサポート」があるため、新生児から縦抱きにも使用OK。firstパーツは股幅調節が可能で、スモールサイズにした際にできる立体構造の「おしりスポット」に赤ちゃんのおしりをすっぽり入れると、自然なM字開脚の姿勢が作れます。
使うことで正しい姿勢になる抱っこ紐は、それだけでも抱っこ初心者のママパパには嬉しいですが、着脱が簡単だと、さらに抱っこのハードルが下がりますよね。
BELK-S firstセットのパーツの一つ、ヒップシートは単体でも使うことができ、新生児期の横抱きサポートや、抱き下ろしが増える歩き始めの時期などにも役立ちます。腰に巻いてバックルを留めるだけなので、サッと装着できて便利です。
ヒップシートキャリアでの抱っこは、台座に子供を座らせ、キャリアパーツの肩紐を両肩にかけたら左右の肩紐についたバックルを留めるだけ。リュックサックを背負う感覚で簡単に装着できるので、抱っこ紐が苦手なパパでも楽々抱っこができちゃいます。たった3ステップで着脱できるので、対面抱っこから前向き抱っこへの切り替えもスムーズです。 生後7ヶ月頃になり、腰がすわったらヒップシートキャリアの活用がおすすめです。
そり返りは心配?
抱っこしたとき、赤ちゃんが背筋を伸ばしたり後ろに反ったりすることがあります。足をつっぱったり、体をよじらせたりすることも。意外にその力は強いので、驚くかもしれません。
赤ちゃんが反りかえる理由はいくつかありますが、「抱っこが嫌」という意思表示もそのひとつ。横抱きを嫌がる場合は縦抱きに、対面抱っこを前向き抱っこにするなど、抱き方を変えると落ち着くことがあります。
背中の筋肉が緊張し、こわばっていることが原因の可能性もあります。平なところに寝かせていたり、抱っこするときに背中が伸びていたりすると、こわばりやすくなります。常に自然なCカーブを保てるよう、気をつけてあげましょう。
まれに病気が原因で反り返りが強く出る場合がありますが、反り返り自体は自然な反応なので、検査等が必要なものか見極めは難しいところです。抱っこや日々のお世話がしづらく感じるなど、不安があれば、かかりつけ医に相談してみるのも良いでしょう。
「抱き癖がつく」は嘘?
抱っこしすぎると抱き癖がつく、泣いたら抱っこするのを繰り返すと抱き癖がつく…だから、あまり抱っこしない方が良い。そんな風に言われたことがあるかもしれません。
でも最近は、「抱っこなどのスキンシップは積極的に」という考え方が主流です。
抱っこをすることで、赤ちゃんは安心感を得られます。ママパパなど抱っこしてくれる人との間に信頼感も生まれ、情緒が安定したり自立が促されるなど、発達への良い影響を報告する調査データも少なくありません。
自分で体勢を変えることが難しい赤ちゃんにとって、寝ているより抱っこされている方が楽であったり快適であったりすることもあります。不快感を取り除き、穏やかに過ごさせるためにも、抱っこを求められたら積極的に抱っこしてあげると良いでしょう。
家事などが忙しくて時間が取れないときは、抱っこ紐を使った「ながら抱っこ」でも構いません。まだ言葉を話せない赤ちゃんにとって、「抱っこ」は大切なコミュニケーションです。たくさん抱っこして、日々変わりゆく赤ちゃんの変化をじっくり感じてみてください。
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