赤ちゃんと一緒にお出かけして、トイレに困った経験はありませんか?
トイレに行きたいのに預ける人がいないとき、どうすればいいのか。先輩ママパパの体験談にはヒントがたくさんあります。

抱っこ紐のままトイレに入れる?

外出時、家族や友人など同行者がいれば預けてトイレに行けますが、赤ちゃんと2人でのお出かけ中だと困ってしまいますよね。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしている場合、そのままトイレを使うことができるのか気になるところです。
結論から言うと、先輩ママたちの体験談によれば、使えます。ただし、いくつかコツと注意点があるので、確認していきましょう。

抱っこ紐×トイレのコツ

まずは、着るものが大きなポイントとなります。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしたままトイレを使うには、スカートやウエストがゴムのパンツなどが便利です。ハイウェストのパンツやタイツ・ストッキングは上げ下ろしが大変なので、赤ちゃんと2人でのお出かけには不向きと言えます。ベルトも、外したり締め直したりが難しいので避けた方が無難です。洋服選びの際は気をつけましょう。

方向転換や下着の上げ下ろしなどの際には、1人で入るよりスペースが必要となります。多目的トイレなど、なるべく広めの個室がおすすめです。 いざ個室に入ったら、そのまま腰を下ろすと抱っこ紐の下部、赤ちゃんのおしりが太ももに当たって座りづらいので、抱っこ紐の位置を上に上げるか、緩めて突っかからないように調整してから座ります。

気をつけるべきことは?

抱っこ紐を緩めたり、上半身をかがめたりするため、赤ちゃんが抱っこ紐から落下しないように十分注意する必要があります。体勢を変えるときなどは必ず手を添えて、赤ちゃんの安全に気を配ってください。
赤ちゃんの足が便器に触れないよう、股関節に負担がかかりすぎないよう気をつけつつ少し開き気味にするといいでしょう。また、抱っこ紐のベルトが便器の中に入ってしまったり、ママの洋服の裾が床についたりしないように注意することも必要です。
個室を出る際には、抱っこ紐にひっかかるなどして衣服が乱れてないかチェックしましょう。

ベビーチェアを使うのもアリ?

個室内に備え付けられているベビーチェアを使うのもいいでしょう。慣れていないとベビーチェアを嫌がって泣いたり暴れたりする子もいるので、声をかけたりおもちゃなどで気を引いたりと、工夫が要ることもあるかもしれません。
多くのベビーチェアは、対象年齢を5ヶ月頃からにしているようです。使用前に確認しましょう。先輩ママによると、ベビーチェアに座らせた赤ちゃんがドアの鍵を開けてしまった!というアクシデントもあるようです。衛生面の問題もあるため、壁や個室内の物に触らないように目を光らせておきましょう。
背中側のスペースに余裕があれば、おんぶに切り替えると、抱っこよりトイレを済ませやすくなるのでおすすめです。

ベビーカーごと一緒に個室へ

ベビーカーでお出かけの場合は、広い個室があればベビーカーごと一緒に入るのもアリです。ただし、多目的トイレなど十分な広さがある個室はどこにでもあるわけではないのでトイレ探しに苦労するかもしれません。
また、多目的トイレにはオストメイト対応トイレもあり、その場合は低い位置に排泄物処理用の設備が備えられています。赤ちゃんが不用意に触らないよう、ベビーカーの置き場所に気を配りましょう。

パパと赤ちゃんの場合はどうする?

パパと赤ちゃんが2人でお出かけするとき、パパもトイレが悩みの種になるようです。 立って使う便器の場合、抱っこ紐と赤ちゃんで視界が遮られるため、すべてが手探り。女性用トイレのようにオムツ替え用ベッドやベビーチェアなど赤ちゃんを下ろせる場所がないので、ママ以上の苦戦を強いられます。
先輩パパの体験談では、スウェットパンツなど柔らかい素材で上げ下げしやすい服を選ぶと比較的楽だという声が多く聞かれました。

事前準備がおすすめ

広い個室、多目的トイレの有無や、それらがある場所をお出かけ前に調べておくと安心です。加えて、シチュエーションを想定して自宅で練習しておくと、注意すべきポイントやコツがわかって、慌てずに済むかもしれません。