新生児期の赤ちゃんが安心する「横抱き」を徹底解説
赤ちゃんのお世話に欠かせない抱っこ。
赤ちゃんを抱っこすることは、赤ちゃんだけでなく、ママやパパにとっても大切なスキンシップの一つです。
移動や授乳、泣いているときにあやす際など、赤ちゃんの抱っこは育児の基本とも言えるでしょう。また、赤ちゃんはたくさん抱っこしてあげることでオキシトシンというホルモンが分泌され、自己肯定感や心の成長につながることも分かっています。
月齢や赤ちゃんの状態に合わせた抱っこを知り、抱っこマスターを目指しましょう!
首がすわるまでは「横抱き」が基本
では、赤ちゃんの抱っこにはどんな種類があるのでしょう。
赤ちゃんを抱っこする方法は、主に赤ちゃんを腕に沿わせて横向きに抱っこする「横抱き」と、体の正面で縦向きに抱っこする「縦抱き」があります。
首がすわる前の赤ちゃんは、基本的に横抱きをします。横抱きは、抱っこに慣れていない新米ママやパパにもオススメの抱っこの仕方です。
横抱きとは/横抱きのメリット
横抱きとは、ねんねの姿勢で脚を伸ばした状態にならないよう両足を上げ、赤ちゃんがM字開脚の状態を保つ抱き方のことを言います。
横抱きの最大のメリットは、安定しやすく関節の柔らかい赤ちゃんに負担がかからない点です。また、抱っこしてくれるママやパパの心臓が近いため心音が赤ちゃんに聞こえ、リラックス効果も与えてくれます。
縦抱きとは/縦抱きのメリット
一方、縦抱きは、赤ちゃんの顔を胸元に抱き寄せて、赤ちゃんが立った状態になるようにして抱っこする方法です。
胸から肩で支えるため腕の負担が少ないのが特長で、ミルクがのどにつかえないようにゲップをさせる際にも必要になります。また、赤ちゃんが泣き止まないときに、横抱きから縦抱きにすると泣き止んだという声もよく聞かれます。
縦抱きは横抱きよりも体のより広い範囲が密着するため、赤ちゃんの安心感が高まることが理由の一つかもしれません。
いつまで横抱きをする?
新生児期の抱っこの基本となる横抱きは、だいたい首のすわる3~4ヶ月頃までが目安と言われています。
生まれたばかりの赤ちゃんは首の筋力が弱く、大人のように自分で自分の頭を支えることができません。特に首すわり前は、頭がぐらぐらしないように首と頭、おしりをしっかり支えることがポイントです。
赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションの一つである抱っこですが、新生児の小さな赤ちゃんであっても、長い間抱っこし続けていると腕がしびれたり、肩が凝ったりしてきます。そこで活用したいのが赤ちゃんの抱っこをサポートしてくれる抱っこ紐です
新生児期に使える抱っこ紐
今や赤ちゃんをお世話するうえで必須アイテムとなっている抱っこ紐ですが、種類やメーカーも数多くあり、次々と新しい商品も世に出てくる中で、どれを選んでいいのか分からないという声もよく聞かれます。
また、新米ママやパパにとって、使い方が複雑なものはNGです。
赤ちゃんはもちろん、ママやパパも安心して使える抱っこ紐を選びたいものです。
普通の抱っこ紐と新生児の抱っこ紐はここが違う
新生児期の抱っこ紐選びにはどのようなポイントがあるのでしょうか。
最大のポイントは赤ちゃんとの密着感です。
まだ首のすわっていない小さな体を守るために、隙間が空かないようぴったりフィットするものを選びましょう。
新生児の抱っこ紐の選び方
出産後の退院時やお宮参りなどに使用する際は、対象月齢に注意して選ぶことが大事です。
抱っこ紐には必ず対象月齢があります。特に12ヶ月頃まで使えるタイプは、対象期間は短いですが、新生児期での使用に特化した機能がしっかりと整っています。
新生児の抱っこ紐の装着方法
付属の説明書を読んだり、動画による説明などを確認したりして、正しい装着方法をマスターすることも大事です。
最初のうちは、装着する際、家族に手伝ってもらうと安心でしょう。
新生児の抱っこ紐の持ち運び
新生児とのお出かけは何かと荷物が増えるもの。抱っこ紐は、コンパクトかつ軽量で、持ち運びに便利なタイプを選ぶとよいでしょう。
横抱きできる抱っこ紐の種類
では、新生児期の基本の抱っことなる横抱きができる抱っこ紐にはどのようなタイプがあるのか見ていきましょう。
キャリータイプ
新生児から3歳頃まで長く使用できるキャリータイプは、縦抱きやおんぶなど、子どもの成長に合わせて活用できるので、1本は持っていると便利です。
両肩と腰に厚みのあるクッションが付いているため、ママやパパの体の負担を軽減してくれるのもうれしいですね。
キャリータイプの中には横抱きができるものもあります。ただし、新生児期に使用する際にインナークッションの取り付けなどパーツが必要な場合があります。慣れるまでは手間と時間がかかるので、しっかりと練習することが大事です。
スリングタイプ
赤ちゃんを生地で包み込むように抱きかかえるタイプの抱っこ紐です。
大人の体に密着させて使うため、赤ちゃんの首や腰を自然な状態でホールドできます。
ベルトの調節やバックルなどが無いので、慣れれば着脱に時間がかからずサッと装着できるうえ、オシャレなデザインが多いのもポイントです。
ただし、片方の肩に負荷がかかってしまうため、長時間使用する場合はベビーカーと併用するなど、工夫しながら使いましょう。
ヒップシートタイプ
腰に装着して使うヒップシートは、腰ベルトを巻くだけなので簡単に装着できるのがポイントです。
肩ベルトが無いため洋服やママリュックの邪魔をしません。お宮参りの際には赤ちゃんの祝着やベビードレスが乱れにくいので特におすすめです。
また、赤ちゃんはママやパパの手で抱っこされているような安心感を得ることが出来ます。ただし、ヒップシートはあくまで抱っこの補助なので、両手でしっかりと支える必要があるのをお忘れなく。
横抱きできる抱っこ紐 買うのがお得?レンタルがお得?
何かと出費のかさむ赤ちゃんグッズ。本来であれば抱っこ紐も数種類を使い分けたいところですが、抱っこ紐にばかりお金をかけるわけにもいきません。そんな時は、抱っこ紐のレンタルサービスを利用してみるのも良いかもしれません。
買う場合のメリット
抱っこ紐を購入した場合のメリットは、汚れを気にせずに使えること。赤ちゃんが舐めてしまったり、ミルクをこぼしたり、抱っこ紐は意外と汚れます。使用期間が長くなれば、費用はレンタルするよりお得になります。
レンタルする場合のメリット
抱っこ紐をレンタルした場合のメリットは、なんといっても気になる抱っこ紐を低価格で気軽に利用できること。店頭で試着しただけでは分からない使い心地をじっくり試して、自分に合ったタイプを見つけることができます。
特に新生児期用の抱っこ紐は使用する期間が短いため、レンタルするのがオススメです。使用する抱っこ紐のタイプや月齢によって、レンタルと購入を上手に使い分けるのが今どきの抱っこ紐の賢い利用法と言えるでしょう。
まとめ
赤ちゃんとのスキンシップに欠かせない抱っこ。しっかりと抱っこの種類や方法、抱っこ紐の活用方法を理解し、レンタルサービスなども活用しながら、今しかない赤ちゃんとの抱っこタイムを楽しんでくださいね。