赤ちゃんの人見知りはいつからいつまで?治せるの?ママパパの対処方とは
知らない人に対して拒否反応を示す、人見知り。赤ちゃん本人も、周りの大人も大変ですが、成長過程で誰もが通る道です。その時が来ても慌てないように、いつ頃始まって、いつ頃おさまるのか、なぜ起こるのかを知っておきましょう。
人見知りってどういうこと?
辞書による定義は「子どもが知らない人を見て、恥ずかしがったり嫌ったりすること」。
一般的には、初めての人や知らない人が近づいて話しかけたり抱っこしたりすると、赤ちゃんが泣いてしまう状況を指します。成長過程で現れる事象で、自然と始まって、次第におさまっていきます。
泣かなくても、体をこわばらせる、目をそらすなどの反応をしたら、それも人見知りをしている可能性があります。いつもと違う様子が感じられたら、気にかけてあげましょう。
人見知りはいつ頃から始まる?
個人差はありますが、生後6ヶ月頃が1つの目安です。もちろん、もっと遅い子もいますし、はっきりとした人見知りの兆候が見られない子もいます。始まる時期も、程度も赤ちゃんによって差があるので、ほかの子と違っていても気にし過ぎないようにしましょう。
同じ頃に、声を出すようになったり、何かをじっと見て指さしたりするといった変化も生じてきます。好奇心が芽生えて色々なものに興味を持ち、手も上手に使えるようになる時期なので、気になるものを触ったり握ったり、手に持ったものを別の何かに打ちつけたりするような動作も見られます。これらはすべて成長の一段階です。
赤ちゃんが人見知りをするのはなぜ?
最大の理由は、赤ちゃんの視力が発達して、身近な人の顔がわかるようになることです。ママやパパなどいつも近くにいて愛情を注いでくれる大人との愛着関係が深まり、大好きなママパパにあやしてもらうと喜ぶようになりますが、一方で知らない大人に対して不安や恐怖を感じるようになり泣いてしまうのです。ママパパがそばを離れることで泣く「後追い」も起こりやすくなります。
好奇心と恐怖心から「気になるけど怖い」と感じていることも多いようで、ママやパパにしがみつきながらほかの人をチラ見する赤ちゃんも少なくありません。
家族なのに泣かれてしまった?!
未知の人だけでなく、それまで機嫌よく接していた相手に対しても急に人見知りの拒否反応を示す場合があります。嫌われてしまったのかとショックを受けがちですが、よくあることで、すぐにまた関係回復できるのでご心配なく。
仕事の都合などで赤ちゃんと過ごす時間が少ないパパは、もしかしたら「知らない人」認定をされてしまい、泣かれてしまうこともあるかもしれません。休日など家にいられる時間はなるべく赤ちゃんと触れ合って過ごし、顔を覚えてもらえるようにしてみましょう。
人見知りは、どれくらい続く?
1〜2歳の間におさまることが多いですが、中にはもっと早く終わる子もいれば、3歳を過ぎても続く子もいます。個人差が大きいので、早くても遅くても心配する必要はありません。
とはいえ、人見知りのせいでママにべったりになったり、ほかの大人や同世代のお友だちとうまく接することができなかったりする期間が長くなると、ママの負担も大きくなります。困ったときは、自治体の「子育て支援センター」など相談窓口を利用してみるのも良いでしょう。1人で悩まず、周りにどんどん頼ってください。
人見知りの対処法は?
ママパパ以外の大人が抱っこした途端にギャン泣きしてしまうと、気まずい雰囲気にもなるし、申し訳ないような気持ちになってしまいますよね。慌ててママパパが再び抱っこを交代したくなりがちですが、赤ちゃんの不安感を増長しないよう、しばらく笑顔で見守ることをお勧めします。ママパパの笑顔を見て、抱っこしている人は怖くないんだと赤ちゃんが理解できれば、泣き止むこともあります。
抱っこしてくれている人など、周りの大人には人見知りの時期であることを説明すればわかってもらえるはずです。一緒に見守ってもらいましょう。
人見知りは治せる?
ふだん家族以外の人と会う機会がないと、家の外は知らない人だらけなので、誰かと会うたびに泣いてしまうことになります。そうならないよう、生後6ヶ月頃までの間に、日頃から少しずつ人と会う経験を積んでおくといいかもしれません。
人見知りが始まってから、人慣れをさせようと急に色々な人と接触させるのはNG。赤ちゃんにとって負担が大きく、トラウマにもなりかねないので、無理は禁物です。人見知りは、成長過程に起こる、ごく一般的な反応です。いずれおさまるので、赤ちゃんの様子を観察しながら、必要以上に負担をかけずにゆったり過ごせるよう気を配ってあげましょう。
人見知りをしないこともある?
多くの赤ちゃんが人見知りをしますが、中にはまったくしない子もいます。
そのため、人見知りをしないからといって一概に成長の遅れや障害があるとは言えません。 ただ、呼びかけに反応しない、目線が合わない、まわりの人や物に興味を示さないなどの状態が生後6〜9ヶ月頃を過ぎても続くようなら、視力や聴力に問題がある可能性も考えられます。自閉症や発達障害が疑われる場合もあるので、一度、専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
まとめ
赤ちゃんの人見知りで、不安になったり傷付いてしまうママパパもいるかもしれませんが、理由を知ると成長過程と思って気楽に見守ってあげることができます。泣かれたり嫌がられたりしても落ち込まず、毎日のスキンシップを大切にしてあげましょう。
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