新生児期の赤ちゃんが寝てくれないのはなぜ?寝かしつけはどうしたらいい?
1日のほとんどの時間を寝て過ごす新生児ですが、「赤ちゃんが寝ない」「寝かしつけが大変」と悩むママパパは少なくありません。赤ちゃんはなぜ寝てくれないのか、そんな時はどうしたらいいのか…。生まれたばかりの新生児の睡眠と寝かしつけについてまとめました。
赤ちゃんの睡眠サイクルは?
1日のほとんどを寝て過ごす赤ちゃん。生後0~28日の新生児期は、1日に約15~20時間も寝ています。
トータルすると長いのですが、1回ごとの睡眠時間は短くて、2~3時間おきに起きてしまうのが普通です。起きている時間は、1回あたり40分程度。短いサイクルで寝たり起きたりするので、お世話をするママパパは忙しいですね。
新生児のうちは昼夜の区別がなく、夜間も細切れに寝たり起きたりを繰り返します。寝かしつけに時間がかかり、やっと寝たと思ったらすぐまた起きてしまうため、「寝かしつけが大変」と感じるママパパは多いようです。
生後2~3ヶ月頃になると、徐々に起きている時間が長くなりはじめ、6~7ヶ月頃からは夜にまとめて寝るようになります。
新生児が寝てくれないのはなぜ?
大半の時間を寝て過ごす新生児ですが、「なかなか寝てくれない」という悩みを抱えるママパパは少なくありません。
赤ちゃんは、なぜ寝てくれないのでしょうか。
考えられる理由は、いくつかあります。
お腹が空いている、おむつが汚れて気持ちが悪い、暑い・寒い、衣服などのせいで肌にかゆみや痛みなど違和感がある…といった不快感があると、赤ちゃんは泣いて訴えます。
授乳後、うまくゲップが出せていなくて、苦しいこともあるかもしれません。
眠りが浅く、音や振動などちょっとした刺激で起きてしまい、泣き出すことも。
また、ママのお腹の中から出てきたばかりで環境適応ができておらず、眠いのに寝られなくて泣いている場合もあるようです。
赤ちゃんが寝ない時はどうしたらいい?
生まれて間もない赤ちゃんは、一度にミルクを飲める量も少なく、膀胱が小さくておしっこも頻繁にするため、授乳やおむつ替えの回数はどうしても多くなります。
起きて泣いてしまうときは、まずお腹が空いていないか、おむつが汚れていないかを確認してあげましょう。
衣服や寝具が肌に刺激を与えていないか、虫さされや傷などがないかもチェック。もし不快に感じそうな要素が見つかれば、すぐに対処します。
快適に眠れるよう、環境を整えてあげることも大切です。
例えば、赤ちゃんに適した室温を保つこと。夏は26~28度、冬は20~23度くらいが目安です。冷暖房の風や、直射日光が当たらない場所に寝かせます。
赤ちゃんの体温は大人より高いため、寒い時期もあまり厚着させすぎると、暑がったり汗をかいてかえって体を冷やしてしまったりするので、様子を見ながら調節してあげる必要があります。
徐々に昼夜の区別をつける練習のため、昼間は明るい場所で寝かせ、夜は授乳中も暗いままにするのがおすすめです。
夜にまとめて眠り、昼間は活動するという生活サイクルを身につけるまでには、時間がかかるもの。月齢が低いうちは難しいですが、新生児のうちから昼夜の環境をきちんと区別することで、成長するにつれスムーズにリズムを身につける助けとなります。
また、赤ちゃんは生まれてすぐから音が聞こえているため、音に敏感なタイプの子は、ちょっとした音で目を覚ましてしまうことがあります。寝ている時は物音に少し気を付けてあげると良いでしょう。
新生児に寝かしつけは必要?
結論から言うと、新生児に寝かしつけは必ずしも必要ではありません。
ミルクをあげ、おむつを変えるなど、考えられる対策をしても一向に泣き止んでくれないと、ママパパの方が泣きたくなることもあるでしょう。
でも、赤ちゃんというのは、そういうものです。
体調が悪そうな様子があったり、普段とは違う泣き方をしていたりする場合は注意が必要ですが、そうでなければ無理に寝かせようとせず、しばらくそのまま様子を見るのもひとつの方法です。
あまり深刻にとらえて考えすぎず、気持ちを楽にして赤ちゃんを見守りましょう。
ただし、安全確保だけは忘れずに。一人で寝かせる際は、呼吸困難や窒息の危険を避けるため、仰向けに寝かせ、口や鼻を塞ぎそうな布やクッションなどが周りにないか確認してください。
ママパパは新生児期をどう過ごしたらいい?
昼夜問わず2~3時間おきにお世話が必要になる新生児期は、ママパパも睡眠不足が続いて心身ともに負担が大きい時期です。可能なら、ママパパで分担したり、祖父母に頼るなどしてリフレッシュする機会を作りましょう。
ワンオペで赤ちゃんと向き合わなければいけない場合は、工夫が必要です。
家事はできる範囲、最低限でOKと割り切るなど、優先順位を決めてこまめに休息時間を確保しましょう。赤ちゃんと一緒のタイミングで少しずつでも寝ることで、体力回復をはかります。
ベビーシッターや家事代行サービスなどを利用するのも、一つの方法です。買い物は、ネットスーパーや宅配サービスを使うと時間と労力の節約になります。
赤ちゃんの時期は、過ぎてしまえばあっという間です。渦中にいるときは大変さにばかり目が向きがちですが、家族の協力や外部サービスも活用して負担を減らしながら、今しかない赤ちゃんとの時間をゆったり過ごせると良いですよね。
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