小さくて頼りない、生まれたての赤ちゃん。慣れないうちは抱っこをするのも不安に感じるかもしれません。
でも、抱っこには、赤ちゃんがママパパの体温や心音を感じて安心できるなど、メリットがたくさんあります。注意点や正しい抱っこの仕方を覚えて、積極的に抱っこしてあげてください。

 

新生児は、どんな特徴がある?

新生児とは、文字が示す通り「新しく生まれた子ども」です。生後28日、つまり約1ヶ月までの赤ちゃんを指します。

光の明暗や、ぼんやりした輪郭はわかりますが、まだハッキリ目が見えてはいません。聴覚と嗅覚は比較的発達していて、寝ている時に大きな音に驚いて起きてしまったり、優しく声をかけると泣き止んだりすることがあります。母乳の匂いがわかるので、ママがそばにくると反応したりもします。

骨格や筋肉が未発達で体がふにゃふにゃしているので、抱き上げる際は、不自然な体勢になって負荷をかけすぎてしまわないよう、丁寧に扱ってあげなければいけません。

 

抱っこの仕方にはどんな種類があるの?

赤ちゃんの体が地面に対して垂直に近い状態になるよう、体を起こした抱き方を「縦抱き」と言います。それに対して、地面と水平に近くなるよう、体を寝かした抱き方は「横抱き」です。

生後4ヶ月頃になると、首がすわって自分で頭を支えられるようになりますが、それ以前は首の筋力不足のため頭がグラグラしてしまいます。そのため、新生児期は、より安定感のある横抱きが基本です。

首をしっかり支えてあげれば、縦抱きももちろんOKです。
たとえば授乳後にゲップをさせる際など、新生児期でも縦抱きをする機会はあります。ママの体に密着して心音が伝わるせいか、縦抱きの方がすんなり寝てくれることが多いので、寝かしつけに困ったときは試してみるのも良いかもしれません。

抱っこするときの手順は?

横抱きをする場合は、寝ている赤ちゃんの真横からアプローチします。
赤ちゃんの足側にある手で赤ちゃんの頭を少し持ち上げたら、もう片方の腕を頭の下に差し込みます。肘の内側を首の下にセットし、腕を赤ちゃんの体に沿わせるようにして優しく添えます。
残った手を赤ちゃんの膝裏に差し込み、すくい上げるようにして抱き上げます。

前傾姿勢になって自分の体を近づけ、抱き上げたらしっかりお互いの体を密着させることがポイントです。

縦抱きをする際は、赤ちゃんの足側にまわり、正面から向き合うようにスタンバイします。
片手を後頭部に差し込んで首と頭を支えるようにしたら、もう片方の手をおしりの下に差し込み、胸元に引き寄せるようにして赤ちゃんの体を起こします。
自分の胸に寄りかからせ、頭と首に添えた手はそのままで、おしりにある手を滑らせて腕全体でおしりを支えます。
ほどよく密着していることが大事ですが、赤ちゃんの口や鼻をふさがないよう気をつけましょう。

新生児を抱っこするときの注意点とは?

首すわり前の赤ちゃんを抱っこする際、最も気をつけなければいけないのは、しっかり首を支えること。赤ちゃんの頭は重たいので、後頭部や首に手を添えて、グラグラしないようサポートしてあげることが不可欠です。

また、赤ちゃんの腕はW字、脚はM字になるよう軽く曲がっているのが自然な状態。伸びすぎたり、曲がりすぎたりしていないか、気にかけてあげましょう。

背中が軽く丸まって、ゆるいC字にカーブしていることも大事です。反りすぎたり、左右に捻れて左右非対称になったりすることがないよう注意します。

安定した姿勢で抱っこすることは、赤ちゃんの安心感や安全だけでなく、ママパパの負担軽減のためにも大切なことです。お互いの体がほどよく密着するように自分の肘を体から離さないこと、上半身の力を適度に抜いてリラックスした状態で抱っこすることを心がけましょう。

新生児期からヒップシートが使えるって本当?

ヒップシートで新生児の抱っこウエストポーチ型の台座で、子どもを座らせるようにして抱っこに使うヒップシート。比較的大きくなり、体重が重たくなってから使うイメージが強いかもしれませんが、じつは新生児期から大活躍してくれます。

生まれたばかりの赤ちゃんでも3~4kgはあるため、授乳や寝かしつけの際の抱っこも毎日のことだと負担になってきます。ヒップシートに赤ちゃんのおしりを乗せるようにして横抱きをすると、重さによる負担を減らすことができます。

BABY&MeのBELK-S firstセットは、ヒップシートと、赤ちゃんの体を包み込むキャリアパーツ、赤ちゃんの腰まわりを優しく包むタイプの腰ベルト(firstパーツ)がセットになっています。ヒップシート単体でも使えるため、新生児期の横抱きサポートにも便利です。

キャリアパーツは首まわりをしっかり支える構造なので、firstパーツと組み合わせれば首すわり前から抱っこ紐として使用可能です。首すわり後はfirstパーツをヒップシートに切り替えて、ヒップシートキャリアとして使うことができます。
新生児期から4歳頃まで長く使えるので、買い替えや買い足しも不要。機能性に加えてコスパの面でもおすすめです。新生児から大活躍のヒップシート付き抱っこ紐

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