1年の中でも気温差が激しい春。ぽかぽか陽気の日があったかと思えば、風が冷たく冬に逆戻りしたかのような寒い日もあり、大人でもうっかりすると体調を崩してしまいます。 体も小さく、体温調節の機能が未発達な赤ちゃんには、より大きな負担がかかります。快適に、健康に過ごさせるためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。 肌着の選び方や、気温差に対処するための服選びなど、春対策についてまとめました。

赤ちゃんが快適に過ごせるために必要なことは?

赤ちゃんにとっての適温は22〜23℃程度。意外と低めだと感じる方も多いのではないでしょうか。大人より体温が高く、体温調節がまだうまくできないため、温度管理や着せるもののチョイスには注意が必要です。

※赤ちゃんが過ごすお部屋の温度調節の仕方はこちらをご参照下さい。

室内では、肌着+ベビー服が基本です。寒いときは肌着を2枚重ねてもOK。腰あたりまでの短肌着の上に、膝までの丈がある長肌着またはコンビ肌着を着せましょう。
気温が高いときは汗をたくさんかいてしまわないよう注意しましょう。
赤ちゃんの体は小さいですが、汗腺の数は大人とほぼ同じで多量の汗をかきやすく、そのままにしているとあせもなどの肌トラブルや、寝冷えの原因となります。
肌着の素材は、汗を吸い取りやすく、肌触りもやさしい綿が最適。フライスやニットガーゼなどの生地がおすすめです。
短肌着・長肌着・コンビ肌着のイラスト

月齢ごとに最適な肌着とは?

新生児期~首すわり期

ほとんどの時間を寝て過ごす新生児期〜3ヶ月頃までは、肌着+ワンピース型のベビードレスが一般的です。室温が高い場合は、肌着だけでも構いません。短肌着に長肌着またはコンビ肌着を組み合わせましょう。

寝返り~ハイハイ期

生後4〜6ヶ月になり、寝返りを打つようになったら、Tシャツとパンツをくっつけたような「ボティシャツ」や、股のスナップをとめて着せる「カバーオール肌着」など、上下がつながった肌着に変えましょう。
7ヶ月を過ぎ、ハイハイをするなどより活発になってきたら、動いてもお腹が出ないようボディシャツなどを着せ、その上にトップスとボトムスを組み合わせます。

つかまり立ち~あんよ期

10ヶ月頃からは、前開きではないTシャツタイプの肌着も着せやすくなります。子どもの様子を見ながら、シフトしていくといいでしょう。

ベビー服にはどんな種類がある?

肌着の上に重ねるベビー服には、前開きで足先まで覆うくらい丈の長い「ベビードレス」、前開きで太もも〜ふくらはぎあたりまでの長さがあり、股のスナップボタンをとめるとズボン状にできる「カバーオール」やスカート状の「ドレスオール」、スナップをとめるか否かでズボン状にもスカート状にもできる「ツーウェイオール」などの種類があります。

新生児期などあまり動かないうちはベビードレスやドレスオールなどで、寝返りを打つようになる頃からは動いてもお腹が出たり裾が捲り上がったりしないカバーオールを選ぶママパパが多いようです。

活発に動き出したら上下分かれた服に

腰もすわり、ハイハイも始める生後7ヶ月頃からは、上下が分かれた服に切り替えます。コーディネートが楽しくなる一方で、気温対策に加えて動きやすさにも配慮してあげる必要が生まれてくる時期です。
お出かけの際には、気温の変化に備えカーディガンやジャンパーなどの上着や、ニット帽などがあると安心です。月齢の低い小さな赤ちゃんは、マントやケープなど、袖を通さずに使えるアイテムが便利です。

紫外線にも要注意!

気温のほかに、とくにこの時期から注意したいのが紫外線です。
紫外線量は3月から増え始め5~8月にピークを迎えます。
春先はうっかり対策を怠ってしまいがちですが、外出時には服や帽子、日焼け止めなどでしっかり対策をしましょう。

春の気温差対策におすすめの抱っこアイテム

春先まで快適に使える防寒ケープ

抱っこした赤ちゃんを包むように着用する防寒ケープは、お出かけの際にはとても便利です。抱っこ紐の上から装着できるため着脱も簡単で、電車やバスなどの乗り降りや、お店への出入りなど、寒暖差のある場所を行き来する際も楽に温度調節ができます。

BABY&Meの防寒ケープ「High Performance Winter Cover」は、赤外線を効率よく熱に変える「発熱性中綿」を使用しているため真冬でも暖かく、取り外し可能なインナーケープは温度調節にも便利で、初冬や春先に単独で使うことも可能。家庭で洗えるためお手入れも簡単なのでオススメです。

ダッカー付きパーカー

ダッカー付きのコートやパーカーは、抱っこ紐ごと赤ちゃんを覆うことができるので、防寒や急な雨などに対応でき便利です。
BABY&Meの「MINOTEC ダッカー付きマウンテンパーカー」は、帝人フロンティア社開発の「ミノテック®」生地を採用した、高撥水のマウンテンパーカーです。
軽量で蒸れにくくストレッチ性があるので、さらっと羽織れて動きやすいのが特長です。
抱っこ紐ごとすっぽり包めるダッカー部分は、内側に綺麗に収納することができ、産前から抱っこ紐卒業後も、通常のアウターとして長くお使いいただけます。

赤ちゃんは自分で「暑い」「寒い」と伝えることができないため、ママやパパがこまめに確認・調節し、快適に過ごせるようにしてあげましょう。