1ヶ月健診って何をするの?持ち物や注意点など
多くの赤ちゃんにとって初めての健康診断が、生後1ヶ月の「1ヶ月健診」です。
どんな検査をするのか、受診する際の注意点や持ち物などについて、確認しておきましょう。
1ヶ月健診って何?
生後1ヶ月の赤ちゃんが受ける健康診断のことです。
ママの体と心の状態をチェックする産後健診も同時に行われることが多く、出産した医療機関を訪ねて受診するのが一般的です。
赤ちゃんの健康診断は「乳幼児健康診査」と呼ばれ、乳幼児健診や乳児健診と略されることもあります。1歳半と3歳の健診は法律で義務付けられているため、各市区町村が無料で実施しています。それ以外に、3~5ヶ月児、9~12ヶ月児を対象とした健診もほとんどの自治体が行っており、これらも無料で受診できます。大半が保健センターなど公共施設での集団健診です。
自治体主催の健診以外は、受診者が医療機関の窓口で費用を支払います。保険外診療のため自費負担となり、1ヶ月児健診は数千円〜1万円程度が一般的です。
全体の約3割程度と多くありませんが、1ヶ月健診を行う自治体もあります。医療機関で受ける個別健診であることと、検査内容は、個人で受ける場合と変わりません。違うのは、市区町村から受診券が郵送され、それを持参すると無料で受けられること。
費用補助の制度を設けている自治体もあるので、自分が住んでいる市区町村はどうか確認しておきましょう。
1ヶ月健診は何をする?
赤ちゃんの体の発育や栄養状態、運動機能などの発達と、身体に異常がないかなどをチェックします。
検査内容は医療機関によって多少の差がありますが、身長・体重や頭囲、胸囲など身体測定のほか、皮膚や関節、臓器、目などをチェックして、斜視や黄疸がないかも調べるのが一般的です。
運動機能の検査では、手に触れたらきゅっと握る、大きな音にビクッと反応するなどの「原始反射」が見られるかを確認します。
また、母乳やミルクでは補えないビタミンKを補うために、ビタミンK2シロップを飲ませることも1ヶ月児健診の一部です。ビタミンKが不足すると出血しやすくなるので、予防策として投与します。
ママの健診もあるの?
1ヶ月健診では、ママの産後健診も同時に行われることがほとんどです。
妊娠・出産はママの体に大きな負担がかかります。体の回復状況を確認することと、始まったばかりの育児で悩みやストレスがないかなど、メンタル面をケアすることが目的です。
健診では、体重と血圧を計り、尿検査を行うほか、子宮や会陰切開した傷の回復状況や悪露の状態を確認します。
また、問診では心の状態もチェックします。
赤ちゃん中心の生活が始まり、出産の疲れも癒えないうちに睡眠不足も重なって、心身の疲れが溜まってくる頃です。気分が落ち込みやすくなるママは少なくありません。
不安やストレスに感じていることがあれば、医師や助産師に相談し、アドバイスをもらいましょう。
何を持っていく?
健診を受けるには、母子手帳、健康保険証、乳児医療証(乳幼児医療費受給者証)、診察券、健診費用などが必要です。
自治体主催の健診の場合は、市区町村から受診券が郵送されるため、忘れずに持参してください。事前に問診票を受け取っている場合は、あらかじめ記入して来院するとスムーズに受診できます。
また、授乳やうんちの頻度、睡眠サイクルなどをメモしておくと、問診の際に役立つこともあります。育児メモがあれば持参しましょう。
授乳やおむつ替えが必要になることもあるので、その際に使うものや、衣服を汚してしまった場合に備えて着替えやガーゼなども準備しておきます。
荷物が多くなるため、歩く距離が長い場合はベビーカーを使うのも良いでしょう。ただし、小さな病院などはベビーカーの持ち込みがNGという場合もあるので、注意が必要です。
抱っこ紐を使う場合は、まだ首がすわっていない新生児にも使用できる製品を選んでください。BABY&MeのBeren firstセットは、赤ちゃんの頭を優しく包み込むヘッドサポートが首まわりをしっかり支えるため、首すわり前でも対面抱っこが可能です。
また、大きくなってから使うイメージの強いヒップシートですが、首すわり前の抱っこの補助にも使うことができるので、ひとつ持っておくと役立つアイテムです。ただしメーカーによって使用可能月齢が異なるので事前に確認しましょう。
受診するときの注意点は?
生後28日までの新生児は、外出を避けるべきとされています。そのため、1ヶ月健診が初めてのお出かけとなる赤ちゃんが多いでしょう。
赤ちゃんは皮膚が薄くて弱く、また体温調節する機能が未熟なので、紫外線や外気温の影響を大きく受けてしまいます。直射日光をなるべく避け、防寒や暑さ対策などを考慮して気温に応じた服装で出かけましょう。
免疫力が弱いため、感染症対策として人混みや公共交通機関の利用は避けるのが無難です。できるだけ自家用車やタクシーを利用することをおすすめします。
服装は、ふだんと同じ肌着+ベビー服でかまいません。身体測定の際はおむつだけになるので、脱ぎ着しやすい服だとスムーズです。室内はエアコンの影響で暑かったり寒かったりすることもあるため、調節できる服装を工夫し、おくるみやバスタオルなども準備しておくといいかもしれません。
また、ママの産後健診も同時に行われる場合は、ママの服装も要注意。内診やおっぱいのチェックがあるため、授乳服や前開きのトップスとスカートがおすすめです。
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