授乳の仕方 上手に飲ませるコツとおすすめグッズ
赤ちゃんのお世話に欠かせない授乳。単に赤ちゃんの食事というだけでなく、ママと赤ちゃんの絆を深める大切な時間でもあります。、母乳とミルクはどちらが良いのか、上手に飲ませるコツはあるのか…など、いろんなギモンもあるのではないでしょうか。1つずつ順番に解消していきましょう。
ミルクより母乳の方がいい?
母乳で育てたいと思うママは多く、母乳で育てるとママ・赤ちゃん両方にとって良いことがあることも事実です。
でも、ミルクでの子育てがダメというわけではありません。母乳もミルクも赤ちゃんの成長に適した栄養配分だからです。もちろん併用もOK。
母乳であれミルクであれ、授乳は赤ちゃんとの大切なコミュニケーションのひとつです。ゆったりしたやさしい気持ちで触れ合いましょう。
母乳を与えるメリットは?
母乳には免疫物質やホルモンなどが含まれているので、少量でも飲ませられると、赤ちゃんを病気から守りやすくなります。また、母乳を与えることで子宮の収縮が促されるほか、体重を元に戻しやすくなるなどママの体にも良い影響が生まれます。
最初のうちは母乳が出にくいですが、赤ちゃんと触れ合ったり、赤ちゃんがおっぱいを吸ったりすることで徐々に出るようになっていくので心配はいりません。
一方、ミルクを使う最大のメリットは、ママ以外の誰でも授乳ができること。ミルクを飲ませる場合は、パパも積極的にトライしましょう。
授乳しやすい姿勢とは?
赤ちゃんの口と乳頭の高さが合っていること、赤ちゃんの顔が乳頭の正面にあることが大切なポイントです。体全体がママの方を向いて、首がねじれたり曲がったりせず、体と頭がまっすぐになるように抱っこしてください。飲ませるおっぱいと反対側の腕全体で赤ちゃんの体を支え、後頭部に手を添えると安定します。
毎日、しかも日に何回もすることなので、ママが楽にできる姿勢を見つけることが大切です。体重を完全に預けられるよう寄りかかって座るか、横になっていると楽ですが、自分のやりやすい体勢でOKです。ただし、背中がゆがんでいると必要以上に負担がかかってしまうので、そこは気をつけましょう。
姿勢保持にはヒップシートがお勧め
抱っこの高さを調節する際はクッションやタオルなどを使うことが多いですが、ヒップシートなら適度なクッション性もあり、丈夫なのでヘタリにくく、使い勝手がいいのでおすすめです。
無理ない姿勢で抱っこできること、赤ちゃんの重さを広い台座でしっかり受け止められるためママの手や腕にかかる負担が減らせることなどがヒップシートのメリット。腱鞘炎防止にも役立ちます。
BABY&Meの抱っこ紐は3つのパーツを組み替えて使用できるのが特長で、ヒップシート単体でも使えるので、生まれてすぐから大活躍です。
上手に飲ませるコツは?
上手に吸えるためには、乳首の先端だけでなく、深く口に含ませるのがコツ。赤ちゃんの顎がママのおっぱいにしっかり当たるくらい顔を近づけてあげてください。片方の乳房からだけ授乳していると、もう一方のお乳の分泌が悪くなる可能性があるので、左右交互に飲ませるようにしましょう。
もし授乳が済んでもおっぱいが残っているようなら、絞って出し切ります。そうすることで、次からまたおっぱいが出やすくなります。
ミルクの飲ませ方は?
消毒済みの哺乳瓶と乳首を使い、説明書通りの濃さでミルクを作ります。飲ませるときの温度は、人肌くらい。熱すぎたり冷たすぎたりしないよう、調整してあげましょう。
母乳を与えるとき同様、赤ちゃんの顔の正面に乳首がくるよう角度に注意して、乳首をしっかり深く口に含ませます。
哺乳瓶用の乳首は、素材やサイズ、穴の形が異なる製品がいくつも発売されています。赤ちゃんの口や吸う力に合ったものを選んであげましょう。
飲み終わったら?
母乳でもミルクでも、授乳は「欲しがるときに、欲しがるだけ」が基本。赤ちゃんが満足したら、授乳タイムは終了です。ママの体にもたれかけさせるように縦抱きをして、背中をさすったり軽く叩いたりしてゲップをさせてあげてください。一緒に吸い込んでしまった空気を吐き出させ、苦しくならないようにするためです。
飲んでくれないのはなぜ?
お腹いっぱいではないはずなのに、赤ちゃんが授乳を嫌がることがあります。
考えられる理由は、いくつかあります。
まずチェックしたいのは、体勢が適切かどうか。赤ちゃんの顔が乳首に対してまっすぐか、首や体がねじれたり曲がったりしていないかを確認して、リラックスできる正しい姿勢にしてあげましょう。
哺乳瓶を使っている場合は、乳首が冷たくて違和感がある、形状や素材が気に入らない、サイズが合っていないといった理由も考えられます。メーカーや素材やを変えてみたり、人肌に温めて使ったりすると飲んでくれることがあります。
また、ママパパのイライラや焦りなどが赤ちゃんに伝わっている可能性もあります。他に理由が思いつかないのに赤ちゃんが授乳を拒否するようなら、一度深呼吸してみることをお勧めします。
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