おんぶのメリットとデメリット ヒップシートキャリアでおんぶできるの?
おんぶをしてみたい気持ちはあるけれど、実際にどんなメリットがあるのか、いつ頃からしていいのか、注意すべきことはあるのかなど、わからないことが多いという新米ママパパも少なくないようです。気になるポイントを順番に確認していきましょう。
おんぶすることのメリットは?
重い荷物も、抱えて持つよりリュックサックなどで背負う方が楽に感じますよね。赤ちゃんも同じです。抱っこより、おんぶの方が重さによる負担は軽減されます。
さらに、おんぶ紐を使えば、両手と体の前面が空くため家事などの作業がしやすくなります。
ほどよい密着度で、スキンシップをしながらも熱がこもりにくいのもメリットのひとつ。熱や湿気による不快感は避けたいですが、ふれあいによる安心感が得られることは、情操教育の一環としてとても大切だからです。
ぐずっているときにあやしたり、寝かしつけたりするのは長時間になる場合もあります。家事などと並行して「ながら」でお世話ができて、赤ちゃん自身も暑くなりすぎるなど不快な状況になりにくいおんぶは、抱っこ以上に有用性が高いと言えます。
また、おんぶ紐でのおんぶは赤ちゃんもママパパと同じ方を向いて肩越しにいろいろなものを見ることができるため、視覚から刺激を受けて脳の発達に役立つと言われています。
おんぶはいつからできる?
いろいろなメリットがあるおんぶですが、首がすわるまでは避けてください。
生まれたばかりの赤ちゃんは、骨格も筋肉も未発達で、自分の頭の重さを支えきれません。首や頭を支えてあげないとグラグラしてしまい、大事な神経などを損傷してしまう恐れもあるので、抱き起こす際は注意が必要です。
生後3〜5ヶ月頃になると、首まわりがしっかりして自分で頭を支えられるようになってきます。それが「首すわり」です。
首がすわっているか確かめるには、赤ちゃんを仰向けで寝かせ、両脇の下に手を差し込んで上体をゆっくり起こします。上半身を45度くらいまで引き起こしたとき、頭も一緒についてきていれば、首がすわっていると考えられます。90度まで体を起こしたときに首が前に倒れず、前を向いたままでいられるかもチェックポイントとなります。
うつ伏せの状態で頭を持ち上げられるか、自分で首を動かして頭の向きを変えられるかなども、首がすわっているかを見極めるポイントです。
しっかり首がすわれば、体を起こした縦抱きも、おんぶもOKです。
おんぶの注意点とは?
おんぶの最大のデメリットは、赤ちゃんが背中側にいるため様子が見えないことです。
鏡を使うなどして、赤ちゃんの体勢や顔色、表情などをこまめにチェックしましょう。
長時間おぶったままにせず、時々下ろして休憩することも大切です。
また、視界に入っていない分、距離感を誤って赤ちゃんを壁や物、人などにぶつけてしまう危険もあります。
ママパパの背中で赤ちゃんの視界がふさがれている場合は、赤ちゃんが横へ首や手を伸ばして周囲の障害物にぶつかってしまう可能性もあります。十分に注意しましょう。
どんなおんぶ紐が便利?
道具を使わず、素手でおんぶすることももちろん可能ですが、家事など作業をしたいときは専用のおんぶ紐か、おんぶにも使える抱っこ紐を使うと便利です。
おんぶに特化した昔ながらのおんぶ紐は、構造がシンプルでかさばらないこと、比較的安価であることのほかに、高い位置でおんぶができるため赤ちゃんの視界が広がることなどがメリットです。
おんぶにも使える抱っこ紐は、構造がしっかりしていること、比較的簡単におんぶができることなどがメリット。腰回りのウエストベルトがあるものだと、赤ちゃんの重さを肩と腰に分散できるため、大きな負担軽減になります。
ママパパの腰付近に赤ちゃんのおしりがあるため、おんぶの位置は低くなります。
おんぶ紐を選ぶ際は、着脱が簡単にできることも重要です。
長時間ずっと同じ姿勢でいると赤ちゃんも疲れてしまうため、おんぶ中はこまめな休憩を挟む必要があります。簡単かつ安全に装着したり下ろしたりできるものを選びましょう。
ヒップシートキャリアはおんぶに使える?
赤ちゃんのおしりを乗せる台座がついたヒップシートキャリアも、おんぶに使えるものがあります。
BABY&Me のヒップシートキャリアもそのうちの1つです。
Beren firstセット(ベーレンファーストセット)は、上半身を包むキャリアパーツと腰ベルト(firstパーツ)、ヒップシートの3点がセットになっています。腰ベルトタイプの抱っこ紐としてもヒップシートキャリアとしても、またヒップシート単体でも使用できる3styleの抱っこ紐です。
firstパーツを使用すれば首すわり後からおんぶOK!
首すわり前から対面抱っこに使用できる腰ベルトタイプは、首がしっかりすわればおんぶにも使えます。赤ちゃんの頭を支えるヘッドサポートは、アジャスターで調節が可能。おんぶの際も首周りからおしりまで、赤ちゃんの体を優しく包み込みます。
生後7ヶ月前後になって腰がすわれば、ヒップシートキャリアでおんぶができます。台座が赤ちゃんの体重をしっかり支えるので楽におんぶができます。
赤ちゃんがお座りする姿勢になるので、脚周りの締め付けが少ないのも人気の理由のひとつです。
新生児期から長く使えるため買い替えや買い足しが要らず、コスパ面でも優秀なBABY&Meのヒップシートキャリア。お子さまの成長に合わせていつでも快適な抱っこライフをお送りいただけます♪