多くの新米ママ&パパが悩みを抱えるのが、赤ちゃんの寝かしつけ。
「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」「眠ってもベッドに置くとすぐに起きてしまう」など、寝かしつけに苦戦している人は多いのではないでしょうか。
赤ちゃんがなかなか眠ってくれない時に抱っこ紐を使うと、包まれている感覚で赤ちゃんが落ち着き、よく眠ってくれるという声が多く聞かれます。

抱っこ紐での寝かしつけはいつまで続く? 抱っこ紐での寝かしつけはしていても大丈夫? そんな抱っこ紐と寝かしつけに関する質問にお答えします!

抱っこ紐での寝かしつけは、無理にやめなくて大丈夫♪

まず、抱っこ紐での寝かしつけを、無理にやめる必要はありません。なぜなら、赤ちゃんが抱っこをすると落ち着いて眠りやすくなるのは当然で、抱っこ紐を使って赤ちゃんが安心して眠ってくれるなら、抱っこ紐に頼るのもアリなのです。

理化学研究所の発表によると、赤ちゃんが泣いているとき、母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝付くことが発見されました。この研究では、激しく泣いている赤ちゃんを抱っこして歩いたときは有意に泣きやみ、座ったままの抱っこでは泣きやまないことが分かりました。(理化学研究所「赤ちゃんの泣きやみと寝かしつけの科学」より)

抱っこ紐で「動きながら寝かしつけをする」ということは、科学的にも効果があることが分かったのです。

抱っこでの寝かしつけはいつまで続くの?

とはいえ、いつまでも抱っこでないと眠ることが出来ないのでは困りますよね。抱っこでの寝かしつけの期間について、先輩ママに聞いてみました。

みんなはいつまで寝かしつけしていた?

抱っこでの寝かしつけいつまで?BABY&Meアンケート調査結果

抱っこ寝の卒業は、だいたい1歳半頃が目安です。アンケートでも1歳半までに抱っこ寝が終わったという人が7割を超えていました。
ただし、その時期については「3ヶ月」「8ヶ月」「1歳」などに分かれていて、2歳以上まで抱っこ寝をしていた、という回答も複数ありました。
ママパパの方針やきょうだいの有無、赤ちゃんの個性などもあり、一概には言えないようです。

寝かしつけで苦労したこと、工夫したことは?

 

上の子がいるため、なかなか落ち着いて寝させられない。寝てもちょっかいを出されてしまう…。


 

 

抱っこ紐でおんぶをするとよく寝てくれるけど、下ろす時に目を覚ましがち。



 

 

眠りが浅く、夜中に何度も起きてしまい大変だった。 添い乳での寝落ちは高確率で起きるので、抱っこ紐で寝かしつけることが多かった。


一方、こんな工夫をしていたママも。

 

 

時間になっても全く寝てくれない時に、家中の電気を消して真っ暗にし、おんぶで寝かしつけていました。


 

 

眉間をさするとすぐ寝ました。赤ちゃんの頃から寝るときに聴かせる音楽を固定していたので、眠れないときに流すとすぐ寝ます。


 

 

身体から離れると温度が変わって気付いて起きてしまうので、タオルケットなどの上に子供をのせて抱っこしながら寝かしつけ、寝たらタオルケットごと、そーっとベッドに置くと気付かれにくかったです。


 

 

抱っこ紐から降ろす際におきてしまうので、抱っこ紐をつけたまま横になり、体勢に慣れたころに紐を外し、スライドして下ろしていました。


 
 

赤ちゃんをベッドに置くと起きてしまう、いわゆる「背中スイッチ」ですが、理研の研究では赤ちゃんが眠り始めてから5~8分間ほど待つと、より深い睡眠の段階に入るため、起きずにさらに深く眠れる可能性が高いことが分かりました。これはすぐに実践できそうですね!

「抱っこの癖がつくからNG」と言われているけど、本当のところはどうなの?

「抱き癖が付く」という話を聞いて不安になっているママもいるかと思いますが、心配する必要はありません。
抱き癖が付くと成長に問題がでると言う人もいますが、医学的根拠はなく、抱っこが赤ちゃんにとってデメリットになることもありません。
抱っこでよく眠ってくれるのは赤ちゃんが安心している証拠ですから、無理にやめる必要はありません。抱っこでの寝かしつけの卒業については、あくまで赤ちゃんの様子や、ママやパパの事情によって判断することが大事です。

今回のアンケートでは、「手が疲れるので、骨盤に乗せていたら 背骨が曲がってしまって、とても後悔しています」という声もありました。 無理な体勢や長時間の抱っこで負担が大きくならないように、抱っこ紐や寝かしつけグッズなどを活用しながら、徐々に寝かしつけをやめていくようにしましょう。

抱っこ寝をやめさせるには?

なるべく自然に抱っこでの寝かしつけをやめたい場合は、少しずつ慣らしていくことがポイント。身体を密着させたり、だんだんと抱っこの時間を短くしたり、子守唄を歌ったり、赤ちゃんが抱っこ以外でも安心できるようにしてあげましょう。

みんなはどうやって抱っこでの寝かしつけを卒業させた?

 

 

昼寝を早く終わらせて、身体を動かして疲れさせ、夜は早く寝る努力をしました。


 

 

そばで横になって、寝たふりをしました。


 

 

添い寝から、絵本を読むことに切り替えました。

先輩ママからはこのような声が聞かれました。赤ちゃんにぴったり合った方法があるか、いろいろと試してわが子にベストな方法を見つけましょう。

赤ちゃんがなかなか寝てくれない!

ときには「寝かしつけて家のことをやろうと思っていたのに、全然寝てくれない!」などと、イライラしてしまうこともありますよね。

そもそも赤ちゃんの寝かしつけは、思い通りにいかないものです。今回のアンケートによれば、寝かしつけにかかる時間は「30分以内」が約58%で最多でしたが、「1時間以内」が約37%、「1時間以上」という回答も約5%ありました。

前述したように、抱っこでの寝かしつけを無理にやめる必要はありませんが、ママやパパにとっては、どうしても身体的な疲労となります。そんな時は、抱っこ紐やおんぶ紐を使って負担を軽減するなど、お助けグッズを活用してみるのもオススメです。

ヒップシートは横抱きの補助として使用可能

赤ちゃんがなかなか寝てくれず、寝不足で大変な思いをしているママ&パパも多いと思います。今回のアンケートでもママ達が様々な試行錯誤をして抱っこ寝を卒業した様子がうかがえました。
「こうでなければいけない!」と神経質になりすぎるのもストレスになります。 無理に抱っこ寝をやめようとせず、先輩ママパパのアドバイスを聞いたり、お助けグッズなどを上手に活用したり、できることから取り組んでいきましょう。 

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