【2023年】抱っこ紐は何を選ぶ?抱っこ紐の種類とそれぞれのメリット・デメリット
子育てに欠かせないグッズのひとつ「抱っこ紐」。赤ちゃんが生まれてからとにかく使用場面が多いので、必ず準備したいアイテムです。
各ブランドからたくさんの種類やデザインのものが出ているので、自分に合った納得の抱っこひもを選びたいですよね。
でも長いようであっという間の妊娠期間。
じっくりと検討したくても、ゆっくり時間を取れないワーキングママや、初めての出産で何から手を付けていいのかわからない!という方に、抱っこひもの基礎知識から生活スタイルに合った選び方など、押さえておきたいポイントをまとめてみました。
1. そもそも抱っこ紐って必要?どんな時に使うの?
・抱っこ紐とは?本当に必要なの?
・抱っこ紐の利用シーン~どんな時に使うの?
・なぜ抱っこ紐が使われるのか
・基本を知ろう!抱っこ紐の種類
・横抱きに便利!お洒落なものも多い『スリング』
・密着度No.1!近年人気の『ラップタイプ』
・新米ママにも使いやすい『肩ベルトタイプ』
・種類が豊富!自分に合ったタイプが見つけやすい『腰ベルトタイプ』
・人間工学にもとづいた次世代の抱っこ紐『ヒップシートキャリア』
2.先輩ママが教える抱っこ紐選びのポイント
・先輩ママたちの抱っこ紐事情~いつ買った?何個持ってる?
・抱っこ紐選びで絶対に外せない3大ポイント
3. 抱っこ紐の選び方
・子どもの月齢で選ぶ
・ライフスタイル別に選ぶ
・種類別に選ぶ
4. まとめ
そもそも抱っこ紐って必要?どんな時に使うの?
抱っこ紐とは?本当に必要なの?
まず、抱っこ紐はどんな時に使うと思いますか?
当然抱っこをする時に使うものでしょ!?
お出かけの時に使うんじゃないの?
そうですね!でもそれだけじゃないんですよ!
寝かしつけや、赤ちゃんがぐずった時など、お家の中でも実はたくさん使います。
抱っこ紐は育児には欠かせないアイテムのひとつなんです。
抱っこ紐の利用シーン~どんな時に使うの?
まだ歩けない赤ちゃんとのお出かけには抱っこ紐が必須です。両手が空けられるように、赤ちゃんをしっかりホールドしてくれるものがおすすめです。
遊園地や水族館、テーマパークなどは、前向き抱っこができると子どもも大人と同じ目線で楽しめます。長時間抱っこしても疲れないものがおすすめです。
横抱きでの寝かしつけを補助してくれるものはママの腕の負担軽減に効果大!おんぶができるタイプなら寝かしつけながらちょっとした家事もこなせます。
ベビーカーをメインに考えているママさんも、抱っこ紐は準備しておきましょう。
電車やバスのお出かけは、ベビーカーだと混雑時に動きにくくなります。また、慣れない場所に行くときはエレベーターを探すのに一苦労することも。
雨の日はベビーカーにレインカバーを付ける必要がありますが、湿気で曇ると赤ちゃんが嫌がることもあります。ママさんも傘を差しながらベビーカーを押すのは大変ですから、抱っこ紐がおすすめです。
なぜ抱っこ紐が使われるのか
抱っこ紐がなくても赤ちゃんを抱っこすることは可能です。
ただ、日々大きくなっていく赤ちゃんを、毎日長時間抱っこするママさんにとってそれは大きな負担になります。
抱っこ紐を使えば両手が空くので、よりスムーズに育児に取り組むことができます。
抱っこ紐はママさんの身体の負担を減らし、育児をサポートしてくれるもの。
また、赤ちゃんとの大切なスキンシップである「抱っこ」を、つらいものではなく楽しく素敵なものにするアイテムなのです。
基本を知ろう!抱っこ紐の種類
抱っこ紐には様々な種類があります。ここでは、普段よく使われる抱っこ紐の種類と特徴を簡単にご説明いたします。
抱っこ紐の種類
横抱きに便利!おしゃれなものも多い
「スリング」
大きな布を片方の肩からハンモックのように下げて赤ちゃんを抱っこするもので、横抱きに対応しているのが特徴です。赤ちゃんがお腹にいた時のような姿勢で抱っこができ安心感があります。
授乳ケープの代わりに使え、軽量でコンパクトに折りたたむことができるので、バッグに常備するママもいます。
片側の肩で赤ちゃんの体重を支えるので、重くなってくると肩への負担が大きくなります。商品によって装着の仕方や難易度が異なるので、慣れるまでに練習が必要な場合があります。
メリット
・横抱きに対応している
・軽量でコンパクト
・授乳ケープの代わりに使える
・デザインが豊富でおしゃれ
デメリット
・肩への負担が大きい
・手で支える必要がある
・慣れるまで難しい
・長時間の抱っこには不向き
密着度No.1!近年人気の
「ラップタイプ」
大きな一枚布を体に巻き付けてぎゅっと結んで使います。Tシャツのように着るタイプのものもあります。
両肩、背中まで布を巻き付けるので、スリングに比べて身体への負担が少ないのが特長です。赤ちゃんとの密着度が高く「ラップタイプで抱っこすると赤ちゃんが良く寝てくれる!」というママさんも。Tシャツのように着るタイプは装着が簡単で人気です。
密着度が高い分、夏場は蒸れや暑さが気になります。サイズ調整ができないものだと、パパと兼用できないことがあります。
メリット
・赤ちゃんとの密着度が高い
・軽量でコンパクト
・授乳ケープの代わりに使える
・お洗濯が楽
デメリット
・夏場は蒸れやすい
・商品によってはパパと兼用できない
新米ママにも使いやすい
「肩ベルトタイプ」
両肩で赤ちゃんを支えるタイプのベビーキャリアです。
ベビーキャリアの中では比較的安価で初心者の方でも使いやすいので、ファースト抱っこ紐に選びやすいです。
肩だけで赤ちゃんの体重を支えるので、子どもが大きくなると負担が大きく、買い替えは必至です。
メリット
・新生児を抱っこしやすい
・装着が簡単
・両手が空けられる
デメリット
・肩に負担がかかる
・使用期間は短い
種類が豊富!自分に合ったタイプが見つけやすい
「腰ベルトタイプ」
多くのママさんが持っている、抱っこ紐の王道タイプ。
赤ちゃんの重さを肩と腰に分散させるので、負担が少なく比較的長く使えます。前向き抱っこやおんぶなど色々な抱き方に対応していて、使い勝手が良いので1本は欲しいタイプです。素材も蒸れを防ぐメッシュタイプや赤ちゃんに優しい素材、汚れにくい素材など種類が豊富に揃っています。
成長に合わせて細かくサイズ調整ができる分、パーツや調節箇所が多く装着が面倒だったり、小柄なママさんにとってはゴツく見えたりしてしまうことがあります。
メリット
・種類が豊富で選びやすい
・肩や腰の負担が少ない
・抱き方の種類が豊富
・使用期間が長い
デメリット
・持ち運びにかさばる
・多機能になると値段が高くなる
・子どもの体重が増えると肩に負担がかかる
人間工学に基づいた次世代の抱っこ紐
「ヒップシートキャリア」
椅子のような台座(ヒップシート)がついたお座り型の抱っこ紐。腰ベルトタイプの次世代の抱っこ紐と言われていて、台座が重さを支えるので肩や腰の負担がさらに軽減されています。姿勢が安定しやすいので、赤ちゃんの股関節にも優しい設計です。
台座の部分と肩にかける部分が取り外し式になっており、ヒップシートのみで使えるのも人気の理由のひとつです。
台座がある分、他の抱っこ紐に比べてかさばります。
メリット
・肩や腰の負担が少ない
・抱き方の種類が豊富
・ヒップシートだけでも使用できる
・使用期間が長い
・装着が簡単
デメリット
・持ち運びにかさばる
・新生児期は使えない
先輩ママたちが教える抱っこ紐選びのポイント
違いは分かったけど、私には何がぴったりなの?何をポイントに選んだらいいの?
抱っこ紐を初めて購入する時は「何を買ったら良いの?」「いつ頃、買ったの?」「みんな何個持っているの?」など気になることが多く、自分の赤ちゃんに合うものを考えると心配事は尽きません。 ここでは、先輩ママたちが答えてくれた、抱っこ紐に関する様々なお悩みのアンケート結果をご紹介します。
はじめての抱っこ紐を購入した時期は?
アンケートによると、妊娠6ヶ月〜10ヶ月に購入されている方が一番多いです。妊娠5ヶ月頃から抱っこ紐を検討しはじめて、妊娠後期に購入されるママパパが多いようです。
抱っこ紐は何を買った?
SNSのインスタグラムやインターネットで調べていると、どうしても自分の好きなものや一度サイトを閲覧したものが多く表示されてしまうので、いつの間にかそれが一般的と思ってしまいがちですがいかがでしょうか。 アンケートでは腰ベルトタイプが85%とかなりの割合を占めています。腰ベルトタイプの次に、ラップタイプ、肩ベルトタイプ、ヒップシートキャリア、スリングと続きます。
さて、購入する時にじっくり検討したママさんも、そうでないママさんも、実際に使ってみると良かった点やイマイチだった点、それぞれあるようです。
抱っこ紐を買って良かったこと
産まれてすぐは必要ないと思っていたけど、健診やお宮参りなど、ベビーカーが使えない時に抱っこ紐があって助かった!
お家での寝かしつけに欠かせません!うちの子はおんぶするとすぐにぐっすり眠ってくれます!家事をしながら寝かしつけができるので重宝しています。
基本的に電車移動なので抱っこ紐は必須アイテム!前向き抱っこでお出かけすると、子どもが本当に楽しそう!
(BABY&Meアンケートより)
買ってよかったことの一部になります。お出かけやお家の中でママパパの負担が減る、という意見や、赤ちゃんが安心して寝られるという赤ちゃんにとって良いものになっていることが買って良かった声に多いです。
抱っこ紐を買って後悔したこと
色んな抱っこができて便利そう!と思って買ったけど、実際に使ってみたら使い方が複雑で…結局シンプルな機能の抱っこ紐ばかり使っていました。
妊娠中に、よく調べずおしゃれ!と思ったものを購入。子どもの成長に合わせて何度も買い換えたため、最終的に我が家には大量の抱っこ紐が…。
(BABY&Meアンケートより)
「使ってみてイマイチだった」「使い分けをしている」などの理由で2個以上の抱っこ紐を持っているママさんは意外と多く、あるアンケートでは54%のママさんが抱っこ紐の複数持ちをしていました。
複数の抱っこ紐を使っている理由は?
複数の抱っこ紐を持っている方は、お家用とお出かけ用で使い分けをしていたり、お子さまの月齢で買い足したりされている方が多いようです。 無駄に抱っこ紐を増やすことのないよう、しっかりとリサーチしたいですよね。
また、抱っこ紐の適応体重も商品によって違うので、「実際いつまで使うの?」というのも気になるところです。
抱っこ紐はいつまで使った?
一般的に抱っこ紐を使用する時期は、2歳から2歳半頃までと言われています。
抱っこ紐をやめようと思ったきっかけは、「子どもが大きくなった/重くなった」が一番多く、半数以上のママさんは身体が悲鳴を上げて使用をやめたようです。
個人差がありますが、3歳以上でも抱っこが大好きな子もいます。 お子さまが大きくなってくると抱っこによるママへの身体の負担も大きくなるので、成長に合わせて抱っこ紐を買い替えたり、長く使える抱っこ紐を選んだりすることも大切です。
抱っこ紐選びで絶対に外せない3大ポイント
抱っこ紐選びで重要視することは?
先輩ママへのアンケートでは、抱っこ紐を選ぶ時に重要と感じることについて、一番多かったのは「肩や腰への負担が少ない」でした。
大切な赤ちゃんを乗せる抱っこ紐ですから、安全性は大切です。信頼のある素材を使用しているか、赤ちゃんが負担のかからない姿勢になるよう設計されているか、しっかりとチェックしましょう。
安全認証の獲得なども、選ぶ参考になります。
赤ちゃんが何㎏になるまで抱っこをするか、特にプレママさんは想像しにくいかもしれません。
子どもの成長は驚くほど早く、わずか一年で約10kgにもなります。
2歳頃まで抱っこ紐を使うことを考えれば、長時間の抱っこでも身体に負担のかかりにくいものを選ぶのが賢明です。
体型などにより個人差がありますので、事前に試着するなどして自分の身体にピッタリのものを選ぶと良いです。
抱っこ紐に関するお悩みとしてよく聞かれるのが「装着が難しい、面倒。」というものです。いくら機能的でも、一人での装着が難しいとだんだん使わなくなってしまいます。
その他、お洗濯などお手入れのしやすさや、パパと兼用できるデザインやサイズ感か、なども選ぶ際のポイントです。
抱っこ紐の選び方
ここまで、抱っこ紐の特徴や種類、先輩ママさんのアンケートなどで抱っこ紐の重要性はご理解いただけたと思います。ここからは、抱っこ紐の選び方を「子どもの月齢」「ライフスタイル」「種類」別にお伝えします。
子どもの月齢で抱っこ紐を選ぶ
新生児の赤ちゃんに使う抱っこ紐を選ぶ時にポイントとなることは密着感です。
首すわり前の赤ちゃんには、ぴったりフィットするものを選ぶ必要があります。赤ちゃんもママにぴったりとくっつくことで安心します。
また、抱っこ紐デビューのママにとっては、簡単に装着できることも重要です。
・ラップタイプ
・肩ベルトタイプ
この頃になると抱っこ紐の装着にも慣れて、お出かけする機会も増えてきます。長時間の抱っこに備えて腰ベルトが付いたタイプのものがおすすめです。前向き抱っこができるなど、抱っこのバリエーションも確認して選びましょう。
・腰ベルトタイプ
・ヒップシートキャリア
7~8ヶ月くらいになると人によっては肩や腰が悲鳴をあげることも。肩や腰に負担の少ないものを選びましょう。
コンパクトにしたいなら腰ベルトタイプ、楽さを重要視するならヒップシートキャリアがおすすめです。
たまにしか抱っこしなくなった&セカンド抱っこ紐をお探しならヒップシートもお手軽です。
・腰ベルトタイプ
・ヒップシートキャリア
・ヒップシート
ライフスタイル別に選ぶ
普段の生活スタイルや、どんなシーンで使いたいかによっても最適な抱っこ紐は変わってきます。
電車やバスなど公共交通機関を使うことが多いのであれば、縦抱きができて両手が空けられるベビーキャリアが使いやすいですし、車での移動が多い方は、サッと装着できるヒップシートが便利です。
お家の中で仕事をすることがあるママや、家事や寝かしつけで使いたいママはおんぶができるものがマスト。特に2人目のお子さまの場合は、おんぶをすることが格段に多くなります。
種類別に選ぶ
前述したように、抱っこ紐の種類ごとにそれぞれメリットやデメリットがあります。自分にはどれが合っているか、比較しながら見てみましょう。
スリング
コンパクトに持ち歩きたい、お洒落な抱っこ紐が欲しい。そんな方にぴったりのスリング。お手頃価格のものが多いのでサブとしても重宝します。
・横抱きをしたい
・コンパクトな抱っこ紐が欲しい
・おしゃれな抱っこ紐が欲しい
・サブとして抱っこ紐を使うので価格を抑えたい
ラップタイプ
赤ちゃんとぴったり密着できるラップタイプは新生児ママにおすすめです。赤ちゃんはママの体温を感じて安心することが出来ます。
・コンパクトな抱っこ紐が欲しい
・色々な抱き方をしたい
・お手入れが楽な抱っこ紐が欲しい
肩ベルトタイプ
ベビーキャリアの中では比較的装着が簡単なので、ファースト抱っこ紐におすすめです。色々なデザインがありパパとも共有しやすいです。
・新生児の抱っこに不安がある
・両手を空けて抱っこしたい
・パパと兼用したい
腰ベルトタイプ
様々な抱き方ができ、子どもが大きくなっても使えるので一本は用意しておきたいタイプです。
・長く使える抱っこ紐が欲しい
・肩や腰に負担の少ない抱っこ紐が欲しい
・色々な抱き方がしたい
ヒップシートキャリア
抱っこ紐としてもヒップシートとしても使える万能タイプ。子どもが大きくなると力を発揮します。かさばるのが気になる方には切り替えて使えるオールインワンタイプがおすすめです。
・とにかく楽な抱っこ紐が欲しい
・長く使える抱っこ紐が欲しい
・複雑な装着方法は苦手
・パパと兼用したい
まとめ
どんな時に使いたいか、どんな風に使いたいかなど、使用シーンやライフスタイルによってベストな抱っこ紐は変わってきます。しっかりイメージして「マイベスト」な抱っこ紐を見つけてくださいね!